ほんの僅か前までやっていた管理職の時のお話です。
現役の管理職のかた、管理職になってから日の浅い方、今は管理職ではないけれど、今後管理職を目指す方に向けて書かせていただきます。
Part1をまだ読んでいらっしゃらない方は、ぜひそちらもあわせて読んでみてください。
管理職が悩む要因は何? 営業成績? 部下の指導? 業務の増加? 私の場合・・・
2014年7月に突如管理職になった私は、いきなり増えた部下たちとどのようにコミュニケーションをとっていいのかわかりませんでした。
というのも、これまで同僚だった各店舗の所長たちも、いわば「部下」となり、私も彼らもどう接していいのかわからなかったのです。
今思えば、「どうしていいのかわからないんだよね・・・どうしたらいいのかな・・・」と本音を言えばよかったのかもしれません。
ところが、私はそもそも「愚痴」や「本音」を言わないタイプでした。
どちらかというと、そういうことを言っても仕方がないので、愚痴や本音の原因を見つけてどうにかこうにか解決してきたタイプです。
愚痴や本音は言っては「負け」というくらいの気持ちでした。
そして、そういうことを言う人も苦手でした。自分にも他人にも厳しすぎたのです。
会社に入って、黙々と自分の仕事にこだわりを持ち、できる範囲の工夫をすれば、やがて愚痴を言うことも、本音を言うこともしなくていい自分を作ってきました。そういったマインドはそこそこ良い営業成績に繋がったため「これでよいのだ」と疑いもしませんでした。そういったこだわりを持ちながら成績を上げることは自分にとってはとても楽しかったからです。
しかし、そういった姿はほかのスタッフから見ると、ほぼ修行僧のようで、「どう見ても楽しそうに仕事をしているようには見えなかったようです」
「あの上司は、そういうことを私たちにも求めているのか?」
そんな風に部下の目に映ったのかもしれません。
当時はそんな風に見られていたとは思いもしませんでした。まったく別の理由を想像していました。。。
管理職 昇格すればするほど、部下が突っ込める「スキ」が必要 これが無いと「孤立する」
皆さんには、部下がいますか? その人たちはあなたの事をいじってくれますか? いじってくれるようなら、あなたはスキがあり、今後昇格してもそれほど心配はないでしょう。 もし、万が一「いじってくれない」という方がいらっしゃれば、ちょっと注意したほうが良いかもしれません。
「スキ」は大事です。それがないと「孤高の人」「孤立します」
それって、私の事ですけどね(苦笑)
先にも書きました通り、管理職になるまでの私は自分のテリトリーだけ守備よくしていれば良かったため、会社という組織に属していながらも、個人プレーで「よし」だったわけです。そういった働き方の場合、確かに個人の成績は良くなりますが、他人を巻き込んだり、もっと大きな仕事をしたり、もっと言えば、自分のまねをしてもらうことが難しくなっていくわけです。なぜならば、そんな仕事の仕方は部下からみると「楽しそうにないからです」
具体的にどんな点が楽しくなさそうに見えるかというと仕事に対する姿勢が「冷たい感じがする」のだと思います。
たえば、残業と休日出勤が大嫌いな私は、お客様とのやり取りのなかで、そうならないように話の流れを持っていくことができます。
「サクっと」Yes Noが言えるのです。
(でもこれも試行錯誤のうえ、どういえば角が立たずに受け入れてもらえるか考えた末のセールストーク)
こういったさらっとした営業手法をするタイプは、親近感や共感を得にくいです。自分でもわかっていますし、否定もしません。
でも、誰かに迷惑をかけてもいないし、成績も付いてくるのに「何がいけないの?」と常々おもっていました。
そういった言葉にならない「尖がり」が自分にありました。尖がりはきっと「自信」「プライド」
でも、ほかの人から見ると「傲慢」「扱いにくい」「頑固」だったのかもしれません。
以上により、私には「スキ」などなかったわけです。
親近感も共感力も乏しい人間、後輩にも同僚にも慕われない孤立した人間だと言うことを思い知るのです。
そして、そのこだわりは相当強固に出来上がっており、多少の自覚では変わったりしないのです。
それがさらに自分を苦しめ、誤解を生むことになります。
今日はここまで。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。
とにかく、いっぱい回り道します。(笑)
これを読んで、「私のほうがまだ出来てる!」「俺のほうが上」「自分のほうが慕われてわ。私はラッキーだ」と
思っていただければ、書いた甲斐があります。
ありがとうございました!
2021年3月24日 TAKE
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